電動キックボード、道交法違反で群馬県内で初摘発 速度設定変えず歩道走行
2024/12/10
2023年7月施行の改正道交法で新たなルールが設けられた電動キックボードについて、群馬県警が11月に道交法違反(通行区分違反)容疑で運転手に反則切符(青切符)を交付していたことが10日、分かった。改正後の電動キックボードを含む「特定小型原動機付自転車」に関する摘発は、県内で初めて。
10日の県議会次世代産業・人材確保に関する特別委員会で明らかになった。改正道交法は電動キックボードが歩道を走行する際、設定を最高時速6キロに変更し、車体の最高速度表示灯を点滅させなければならない。
県警交通企画課などによると、運転手はこの設定を変更せず、前橋市内の歩道を走行したとされる。違反の認識はあったという。この他に物損事故や人身事故は確認されていない。
県内では電動キックボードの利用が広がっているとはいえない状況だが、利用拡大を見据え、ルールの周知が課題となっている。県警は販売事業者とシェアリング事業者に向けて、利用者に「交通ルールを伝えたか」「年齢確認はしたか」などを確認する内容のチェック票を独自に作成し、活用を促している。
同課は「今後も関係事業者と連携して安全対策を推進していく」とした。
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