防水工事の日本ケミテック(群馬・高崎市)が破産開始決定 負債14億6000万円
2024/11/27
防水工事の日本ケミテック(群馬県高崎市)が東京地裁から破産手続開始決定を受けたことが27日、分かった。20日付。帝国データバンク群馬支店によると、負債額は約14億6000万円。
同社は1992年10月、市内の日本ケミカル産業の工事部門を分離独立し設立。バルコニー、ベランダ、屋上などの防水工事を得意とし、一般住宅、店舗、アパート、工場、倉庫の工事を手がけていた。大手建売業者やハウスメーカー、建築工事業者を得意先として売り上げを拡大し、2019年7月期の売上高は約12億7600万円を計上していた。
コロナ禍の影響で工期に遅れが生じ、新規取引先の拡大を図ったものの、売り上げは減少傾向をたどり、23年7月期の売上高は約11億6800万円にとどまった。また、買収した関係会社が不採算に陥り休業、関係会社の買収資金を含む金融債務も重荷になり、資金繰りはひっ迫した。金融機関の協力の下、関係会社を含め再建を図ったが、材料価格の上昇などもあり、9月30日に事業を停止、自己破産申請の準備に入っていた。
—–
[cite] : 防水工事の日本ケミテック(群馬・高崎市)が破産開始決定 負債14億6000万円 | 上毛新聞社のニュースサイト