防水工事の日本ケミテック(群馬・高崎市)が破産申請準備 負債10億5700万円
2024/9/30
防水工事の日本ケミテック(群馬県高崎市)が30日に事業を停止し、自己破産申請の準備に入ったことが同日、分かった。帝国データバンク群馬支店によると、負債総額は2023年7月期末時点で約10億5700万円だが、今後変動する可能性がある。
同社は1992年10月、市内の日本ケミカル産業の工事部門を分離独立し設立。バルコニー、ベランダ、屋上などの防水工事を得意とし、一般住宅、店舗、アパート、工場、倉庫の工事を手がけていた。大手建売業者やハウスメーカー、建築工事業者を得意先として売り上げを拡大し、2019年7月期の売上高は約12億7600万円を計上していた。
コロナ禍の影響で工期に遅れが生じ、新規取引先の拡大を図ったものの、売り上げは減少傾向をたどり、23年7月期の売上高は約11億6800万円にとどまった。また、買収した関係会社が不採算に陥り休業、関係会社の買収資金を含む金融債務も重荷になり、資金繰りはひっ迫した。金融機関の協力の下、関係会社を含め再建を図ったが、材料価格の上昇などで事業の継続を断念した。
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