関東甲信の山沿い大雪に 東京23区でも積雪のおそれ

関東甲信の山沿い大雪に 東京23区でも積雪のおそれ
2025/3/19

関東甲信の山沿い大雪に 東京23区でも積雪のおそれ

上空の寒気などの影響で、関東甲信の山沿いでは所によって大雪となっています。
関東南部でも雨が雪に変わり東京23区などの平地でも積もるおそれがあるとして、気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響に十分注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと、伊豆諸島付近にある低気圧が発達しながら東寄りに進み、上空に強い寒気が流れ込んでいるため関東甲信は広い範囲で雨や雪が降り、山沿いでは大雪となっているところがあります。
午前6時までの6時間に降った雪の量は群馬県草津町で20センチ、栃木県奥日光で16センチ、長野県軽井沢町と山梨県富士河口湖町で15センチなどとなっています。
また、予想よりも気温が下がって関東南部でも雨が雪に変わり、埼玉県秩父市では午前6時までの3時間に2センチの雪が降りました。
このあと低気圧は発達しながら日本の東へ進む見込みで、関東甲信では19日夕方にかけて山沿いを中心に大雪となり、平地でも雪が積もるところがある見込みです。
20日朝までの24時間に降る雪の量は、いずれも多いところで関東北部の山沿いで25センチ、甲信で20センチ、箱根から多摩地方や秩父地方にかけてで10センチ、関東北部の平地で5センチ、関東南部の平地で3センチ、東京23区で1センチと予想されています。
気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響に十分注意するとともに、電線や樹木への着雪、農業用ハウスの倒壊、雪崩に注意するよう呼びかけています。
最新の気象や交通の情報を確認し、時間に余裕をもって移動するとともに、やむをえず雪道を運転する場合は、冬用タイヤの装着やチェーンの準備を徹底してください。
また、低気圧の接近に伴い、関東では、19日夕方にかけて非常に強い風が吹くほか、海上では、うねりを伴って波が高くなり、伊豆諸島で大しけとなる見込みで、強風や高波にも十分注意が必要です。
急な強い雨や落雷、竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意してください。
【交通影響】
中日本高速道路は、中央自動車道の都留インターチェンジと河口湖インターチェンジの間の上下線、東富士五湖道路の富士吉田インターチェンジと静岡県の須走インターチェンジの間の上下線で「予防的通行止め」を行っています。
JR東日本は、中央本線の東京の高尾駅と北杜市の小淵沢駅の間で、始発から正午ごろまで運休するとしています。
「あずさ」「かいじ」など、中央本線の特急列車も始発から正午すぎを中心に運休するとしています。
富士急行線は、中央本線との直通列車を除いて始発から平常通り運転しています。
JR身延線は、線路付近の竹が倒れた影響で午前6時半ごろから身延駅と鰍沢口駅の間で運転を見合わせています。

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[cite] : 関東甲信の山沿い大雪に 東京23区でも積雪のおそれ|NHK 群馬県のニュース