野生鳥獣による農林業被害 被害額は5億4500万円 2年ぶりに増加 群馬
2024/09/03
シカやイノシシなど野生鳥獣による昨年度の農林業被害額は5億4500万円あまりと、2年ぶりに増加に転じたことが県のまとめで分かりました。
県が発表した速報値によりますと、野生鳥獣による昨年度の農林業被害額は、前の年から9%増加の5億4550万円で2年ぶりに増加しました。これは、被害額で約半分を占めるニホンジカによる被害が増えたことが主な要因です。被害額を地域別にみると、吾妻地域が最も多く2億782万円、次いで東部地域が1億5124万円などとなっています。
一方、ニホンジカやイノシシなど5種類の鳥獣の捕獲総数は、2万520頭で前の年から1073頭、率にして6%増加しました。内訳は、ニホンジカが約1万3000頭、次いでイノシシが6200頭あまり、ニホンザルが636頭と続きます。このうちイノシシは前の年から2割を越える捕獲数の増加で、県では豚熱の感染拡大で一時的に生息数が減っていた反動とみています。
県の鳥獣害被害対策センターでは、「引き続き、捕る・守る・知るの各対策について総合的に取り組んでいく」としています。
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