衆院選・群馬県内小選挙区は自民が5議席死守 比例復活で野党も議席
2024/10/28
衆議院選挙は27日に投開票が行われ、群馬県内5つの小選挙区で自民党がいずれも勝利しました。一方、3区で競り負けた立憲民主党の長谷川嘉一さんが比例復活で当選し、3年ぶりに野党が議席を取り戻しました。
3区の結果が判明したのは、午後10時半ごろでした。与野党一騎打ちとなった選挙戦は自民党の笹川博義さんがわずか214票差で立憲民主党の長谷川嘉一さんを破り、5回目の当選を果たしました。敗れた長谷川さんは比例復活で2回目の当選を果たしました。これで県内では3年ぶりに野党が議席を取り戻しました。
大接戦となった3区の得票を自治体別で見ると、長谷川さんが大票田の太田市と大泉町でリードした一方、笹川さんは、そのほかの地域を手堅くまとめ僅差で勝利しました。214票差は小選挙区比例代表制が導入された1996年以降で県内で最も僅差となりました。
このほかの選挙区では、1区は中曽根康隆さんが3選、2区は井野俊郎さんが5選、4区は福田達夫さんが5選、5区は小渕優子さんが9選を果たし、自民党が2012年から5回連続で5議席を独占しました。
このほか県関係では、比例北関東で単独立候補した公明党の福重隆浩さんが再選を果たしました。
県内の小選挙区の投票率は49.92%と前回を3.97ポイント下回り、過去最低を更新しました。
「「政治とカネ」の問題で自民党への逆風が強まる中での選挙戦でした。自民党は5議席を維持しましたがいずれの当選者も前回より得票率を落とすなど苦戦を強いられた形です。一方の野党は比例復活で3年ぶりに県内の議席を確保しました。政権交代に向けては県内の体制強化が課題です。物価高など諸問題への対応とともに政治の信頼回復にどう取り組むか有権者は注目しています。」
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