舗装材製造の神田窯業(群馬・藤岡市)が破産 負債5億9000万円
2025/1/14
舗装材製造の神田窯業(群馬県藤岡市)が前橋地裁高崎支部から破産開始決定を受けたことが14日、分かった。8日付。帝国データバンク群馬支店によると、負債額は約5億9000万円。
同社は1972年5月に設立。自社プラントでアスファルトやコンクリートの廃材をリサイクル加工し、主に舗装材として使用される再生アスファルトや再生コンクリートを販売していた。一般住宅の外構工事や造園工事、店舗、工場、駐車場の舗装工事も行い、2012年8月期の売上高は約4億400万円を計上した。
累積赤字により債務超過が続き、厳しい資金繰りを余儀なくされる中、同業者との競合などで近年の年商は3億円前後にとどまっていた。さらに資材価格やエネルギー価格の高騰などの影響で資金繰りが限界に達し、24年5月1日に事業を停止していた。
同支店によると、前社長は同年5月に辞職した藤岡市・多野郡区の元県議、神田和生氏。15年10月から22年8月まで同社の社長を務めていた。
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