自民 小野寺政調会長 群馬県の自動車工場を視察
2025/4/9
アメリカの関税措置を受けて、自民党の小野寺政務調査会長は、群馬県の自動車工場を視察しました。
その上で、ものづくりの現場に不安が広がっているとして党として必要な対策をまとめていく考えを示しました。
自民党の小野寺政務調査会長らは、9日午後、群馬県太田市にある自動車メーカー「SUBARU」の工場を訪れ、大崎篤・社長らと面会しました。
この中で、小野寺氏はアメリカが先週、輸入車に対し25%の追加関税を課す措置を発動したことなどに触れ、「SUBARU製の自動車の7割がアメリカへの輸出やアメリカで現地生産されているということで、関税の影響を大きく受ける。きたんのない意見を伺い、政策を練り上げたい」と述べました。
これに対し大崎社長は「1968年にアメリカでの販売を開始し、その後、現地生産も始めた。60年近くにわたりアメリカの一員として貢献してきた自負があるが、甚大な影響を受けると予測している。関税措置の適用除外の交渉に尽力して頂き、自動車産業の基盤を守り抜くための支援に万全を期してほしい」と要望しました。
このあと小野寺氏は工場を視察したほか、自動車向けの部品を供給する地元の経営者とも意見交換し、生産を維持するための対策などを求められたということです。
視察の後、小野寺氏は記者団に対し「相当の不安がものづくりの現場に広がっていると感じた。視察の途中に林官房長官から電話があり、『全国で不安が広がっているので党としての考えを早めにまとめてもらいたい』と要請があった。必要な政策を党としてまとめていく」と述べました。
—–
[cite] : 自民 小野寺政調会長 群馬県の自動車工場を視察|NHK 群馬県のニュース