群馬 県管理の直径2メートル以上の下水道管に異常なし
2025/3/19
埼玉県八潮市で発生した道路陥没を受け、群馬県は、県が管理する直径2メートル以上の下水道管の内部を緊急点検したところ、異常がなかったと発表しました。
ことし1月に埼玉県八潮市で発生した大規模な道路陥没を受けて、県は先月25日から県が管理する直径2メートル以上の下水道管およそ1.8キロについて、腐食やひび割れなどがないか内部にカメラを入れて緊急点検しました。
その結果、管の内部に異常はなかったということです。
また、設置から40年以上経過した下水道管が埋まっている道路の地下を電磁波を使って調査した結果、下水道管が原因の空洞は確認されなかったということです。
一方、下水道管との関係はないものの、前橋市、沼田市、みなかみ町のあわせて8か所で路面から30センチほど下に空洞が見つかり、補修工事を行ったということです。
下水道管をめぐっては国土交通省が18日、全国の自治体に対し、1994年度以前に設置され、直径が2メートル以上の下水道管を対象に調査を行うよう要請しました。
県によりますと、国土交通省が求める調査は県の管理分については今回の点検で完了したことなりますが、市町村が管理する下水道管についてはこれからになるということです。
県下水環境課は「埼玉県のような陥没事故が起きないよう、市町村と連携しながら速やかに点検を進めていきたい」と話しています。
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[cite] : 群馬 県管理の直径2メートル以上の下水道管に異常なし|NHK 群馬県のニュース