群馬県伊勢崎市で家族3人死亡事故の遺族 過失運転致死傷の罪での起訴に「到底納得できない」
2024/09/16
今年5月、伊勢崎市の国道17号・上武道路で、トラックが乗用車に衝突し家族3人が死亡した事故で、トラックを運転していた男が、飲酒運転とされる逮捕容疑より量刑が軽い過失運転致死傷の罪で起訴されたことについて、遺族は16日「到底納得できない」と語りました。
事故は今年の5月6日でした。起訴状などによりますと、伊勢崎市の国道17号・上武道路で、吉岡町の鈴木吾郎被告が運転するトラックが中央分離帯を乗り越え、対向車線の乗用車と衝突しました。この事故で前橋市の塚越湊斗ちゃん(当時2)と父親の寛人さん(当時26)、祖父で渋川市の正宏さん(当時53)の3人が死亡しました。
警察は、鈴木被告が酒を飲み正常な運転が困難な状態だったとして、危険運転致死傷の疑いで逮捕・送検していました。しかし前橋地検は9月10日、量刑が危険運転致死傷よりも軽い過失運転致死傷の罪で起訴しました。
正宏さんの母親は「過失っていうのはちょっと変だなと思います。絶対あれは危険のほかは何もないという感じがするので、捜査にゆだねるしかないので強くお願いしたい。」と語りました。また湊斗ちゃんの母親は「(湊斗ちゃんの)誕生日が9月28日にあるんですけど、家族で過ごすことを楽しみにしていたのでそれを迎えることができないのはすごい悔しいです。このまま過失運転で起訴されるのは到底納得できない。なんとかして危険運転になるように捜査は続けていってもらいたいです。」と話しました。
前橋地検は飲酒と事故の因果関係について、捜査を継続するとしています。
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