群馬・伊勢崎市のインドネシア人複数死傷事件 直前の強盗容疑で男5人を再逮捕 県警

群馬・伊勢崎市のインドネシア人複数死傷事件 直前の強盗容疑で男5人を再逮捕 県警
2025/2/27

 群馬県伊勢崎市で2024年11月、複数のインドネシア人が死傷した事件で、直前に同国籍の男性から金品を奪っていたとして、県警伊勢崎署の捜査本部は26日、強盗と住居侵入の疑いで、住所不定、無職の男(22)=強盗殺人罪などで起訴=ら20代の同国籍男5人を再逮捕した。捜査本部は、この強盗事件が殺傷事件に発展するきっかけになったとみて、詳しい動機などを調べる。

 他に再逮捕されたのは、いずれも住所不定、無職の男(21)、男(24)、男(22)、男(26)の4容疑者。いずれも強盗致死罪などで起訴されている。

 5人の再逮捕容疑は共謀し、金品目的で2024年11月2日午前1時5分ごろ、同市上諏訪町のアパート一室に押し入り、この部屋に出入りしていた同国籍の男性(37)の顔を平手打ちし、腹にはさみを突き付けて「うそをつくんじゃないぞ」「ピストルで撃つぞ」などと脅して現金5万円と運転免許証1通などを奪った疑い。

 捜査本部は、捜査に支障があるとして、5人の認否を明らかにしていない。玄関から侵入し、部屋にあったはさみを使用したとみられる。

 この強盗事件の約22時間後、5人を含む男6人が、改めてこの1室を含む2室を襲撃し、別の男性=当時(37)=を刃物で刺すなどして殺害したとして逮捕された。また、男性を含む同国籍で住所不定、無職の20~50代の男11人の反撃を受けて男(22)ら3人が重傷を負ったという。11人のうち8人は凶器準備集合罪で、関係した17人全員が入管難民法違反罪で起訴されている。

—–
[cite] : 群馬・伊勢崎市のインドネシア人複数死傷事件 直前の強盗容疑で男5人を再逮捕 県警 | 上毛新聞社のニュースサイト