群馬の梅毒 4年連続で最多更新 「晩期」患者も4人確認

群馬の梅毒 4年連続で最多更新 「晩期」患者も4人確認
2024/12/25

群馬の梅毒 4年連続で最多更新 「晩期」患者も4人確認

 性感染症の一つ「梅毒」の今年の群馬県内患者数が、24日までに198人となり、4年連続で統計上の最多を更新したことが、県のまとめで分かった。感染から数年後に心臓や血管、脳などに障害が出る「晩期」の患者も4人確認されている。

 県衛生環境研究所によると、梅毒の報告数は2015年から増加傾向で、コロナ禍で一時減ったが、21年以降に急増している。今年は現行の感染症法下の調査で最多だった昨年の192人を上回り、初の200人に達する可能性もある。

 今年の患者198人のうち、男性は132人、女性は66人。男女年代別では40代男性の38人が最も多く、20代女性の36人、30代男性の27人と続いた。

 性的接触などで梅毒に感染すると、約3週間後に接触部位などにしこりができる1期、約3カ月後に全身に赤い斑点が出る2期、数年後に晩期と進行する。

 同研究所によると、今年の患者中、段階別で最多は1期の101人、次いで2期の49人、無症状の44人だった。抗菌薬による治療で完治するが、遅れると後遺症が出る可能性があり、同研究所は「早期の検査と治療を」と呼びかけている。

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[cite] : 群馬の梅毒 4年連続で最多更新 「晩期」患者も4人確認 | 上毛新聞社のニュースサイト