焼失面積は60ヘクタール 群馬・伊勢崎市の河川敷火災 ラグビー場や芝生
2025/2/7
群馬県伊勢崎市境島村の利根川河川敷で5日午前に発生した火災について、市消防本部は6日、通報から約20時間後の同日午前7時10分ごろ、鎮火したと明らかにした。同日朝時点で、市ラグビー場の芝生をはじめ、下草など約60ヘクタールを焼いた。けが人はおらず、近くの建物にも被害はなかった。同本部などが出火原因を調べている。
火災は利根川の上流部にある利根川水辺プラザ公園南側付近から上武大橋手前付近までの範囲に及んだ。
芝の半分程度が焼けた市ラグビー場について、市は現段階では、今後も通常通り使用する方向で検討。同施設を利用している市ラグビーフットボール協会は同日、市の担当者と現地を見て回った。芝の上部が焦げているが、根の部分には被害がなかったとみられ、使用に向けて、同協会は、機械で焦げている部分の除去を始めた。同施設で開かれている伊勢崎ラグビースクールの練習は、今後も続けられる予定。造園業者による点検も計画されている。
現場は1月28、29の両日にかけて火災が起き、下草などが焼けた同市長沼町の河川敷の東約1キロの地点。伊勢崎消防署南分署は今月6日から当面の間、ポンプ車で管内の長沼町の河川敷を中心に巡回し、火災予防を呼びかけている。
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