殺処分した豚の血液 河川に流出 群馬・前橋市

殺処分した豚の血液 河川に流出 群馬・前橋市
2025/4/16

殺処分した豚の血液 河川に流出 群馬・前橋市

群馬県は、今年2月、前橋市の養豚場で豚熱が確認されたとして殺処分した、豚の血液を含む体液が河川に流出していたと発表しました。

今年2月21日、前橋市の養豚場で豚熱の感染が確認され、県は約8000頭を殺処分しました。

県によりますと、2月28日の午後、群馬漁業協同組合の職員から「河川に赤い液体が流れ込んでいる」と通報があり、発覚しました。赤い液体が見つかった場所から約400メートル離れた地点に殺処分をした豚を埋めていました。

体液が地下の排水パイプから伝わったと見られ、県はパイプの閉鎖作業を行い、その日の午後6時に流出を遮断しました。

水質検査では人体に有害な物質は発見されず、「健康被害や水質汚染の報告はない」としています。

県は、今後の再発防止策として「豚の埋却地の選定の際、地元の建設業などの協力を得ながらしっかり吟味していきたい」と話しました。

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[cite] : 殺処分した豚の血液 河川に流出 群馬・前橋市 | 群馬テレビ