栃木と群馬の県境にある皇海山 東京の74歳男性が滑落し死亡
2025/5/6
5日昼前、栃木県と群馬県の県境にある皇海山で東京都から登山に訪れた74歳の男性が滑落し、病院に搬送されましたが死亡しました。
5日午前11時45分ごろ、栃木県日光市と群馬県沼田市にまたがる皇海山で、「一緒に登山をしていた人が滑落した」と同行していた60代の女性から通報がありました。
警察によりますと、滑落したのは東京都の学校支援員、加藤※りゅう太郎さん(74)で頭を打つなどして心肺停止の状態となり、4時間あまり後に県の防災ヘリで病院に搬送されましたが死亡が確認されました。
加藤さんはほかの5人とともに登山をしていて、消防によりますと皇海山の山頂から北におよそ600メートルのところで滑落したとみられるということです。
同行していた人たちはきょう下山する予定で、警察は当時の様子を聞くなどして滑落した詳しい状況を調べることにしています。
皇海山は標高2140メートルあまりで登山道は岩場が多く、険しいコースが続くということです。
大型連休中、各地の山では登山者の滑落が相次ぎ、亡くなるケースも報告されていて警察は時間や装備など余裕を持って準備し、自分の体力にあったコースを選ぶよう心がけてほしいと呼びかけています。
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[cite] : 栃木と群馬の県境にある皇海山 東京の74歳男性が滑落し死亡|NHK 群馬県のニュース