林家つる子さん(群馬・高崎市出身)、就活で内定後に落語の道へ…「未知の世界、飛び込んで」学生にエール
2024/10/11
上武大の「トップ・マネジメント講話」が10日、群馬県高崎市の同大キャンパスで開かれた。真打ちに昇進した同市出身の落語家で、同大客員講師も務める林家つる子さんが、国際ビジネス学科の学生に今に至る道のりなどを話した=写真。
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つる子さんは高校時代まで演劇に打ち込んでいたが、進学した都内の大学で強引に落語研究会に勧誘され、次第に落語にのめり込んでいった。就職活動で内定も得たが、卒業公演について考えるうちに「自分の中で落語の占める比重が大きいと気付いた」という。
落語家になりたいと相談すると父親には心配されたが、漫画家志望だった母親は「やりたいことをやりなさい」と背中を押してくれた。つる子さんは「未知の世界でも飛び込んでみないと分からない。自分の可能性に挑戦して」と学生にエールを送った。
古典落語の「紺屋高尾(こうやたかお)」も披露した。男性の落語家はあまり重視しない登場人物、吉原の花魁(おいらん)の高尾太夫の心情を巧みに表現した。
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