有機化合フッ素化合物「PFAS」 群馬県内の河川・井戸水では指針値超えず

有機化合フッ素化合物「PFAS」 群馬県内の河川・井戸水では指針値超えず
2025/1/30

有機化合フッ素化合物「PFAS」 群馬県内の河川・井戸水では指針値超えず

全国で水道水から有機フッ素化合物の「PFAS」が検出された問題で、群馬県が県内の河川や地下水について調査を行ったところ、国の暫定指針値を超えた地点は無かったことが分かりました。

塗料や泡消火剤などに使われるPFASは、一部が有害とされ発がん性が指摘されています。

各地の水道水や井戸水から検出が相次いだことを受け、群馬県では11月から12月にかけて、河川6カ所と井戸水10カ所について調査を行いました。

調査の結果、PFASの中でも代表的な物質であるPFOSとPFOAの合計値の濃度は、玉村町の利根川で1リットルあたり0.6ナノグラム、板倉町の鶴生田川で7.6ナノグラムなど、いずれも国が定める1リットルあたり50ナノグラムを下回りました。

一方、藤岡市内の地下水で1リットルあたり30ナノグラムと他の地点と比較して高い数値となりましたが、この水は飲み水として使用しているものではなく、周辺の水道水は別の河川の水を使っているということです。

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[cite] : 有機化合フッ素化合物「PFAS」 群馬県内の河川・井戸水では指針値超えず | 群馬テレビ