日航ジャンボ機墜落事故から40年 「御巣鷹の尾根」が開山 群馬・上野村

日航ジャンボ機墜落事故から40年 「御巣鷹の尾根」が開山 群馬・上野村
2025/4/29

日航ジャンボ機墜落事故から40年 「御巣鷹の尾根」が開山 群馬・上野村

乗客乗員520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故からことしで40年です。墜落事故現場となった上野村の「御巣鷹の尾根」は29日に冬の閉鎖期間を終え、開山しました。

午前9時、「御巣鷹の尾根」のふもとにある登山道のゲートが管理人の黒沢完一さんによって開かれ開山を待っていた車の列が次々と尾根へと向かいました。去年11月からの冬季閉鎖が終わり慰霊登山は約5カ月ぶりの再開です。

当時9歳の次男・健さんを亡くし遺族らでつくる8・12連絡会の事務局長をつとめる美谷島邦子さんです。「昇魂の碑」の前で美谷島さんは短冊に“これからも空の安全を”と願いを込めました。そして、健さんの墓標を訪れると花を手向け手を合わせて冥福を祈りました。

冬季閉鎖中「御巣鷹の尾根」では、「昇魂の碑」に傾きやひび割れなどが確認され設置以来初めて修理が行われたほか大雪の影響で登山道に木が倒れる被害などが確認されました。

閉鎖中も管理人の黒沢さんは「御巣鷹の尾根」を訪れ登山道や墓標の整備を行ってきました。御巣鷹の尾根の登山道は29日から11月中旬までの開通となります。

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[cite] : 日航ジャンボ機墜落事故から40年 「御巣鷹の尾根」が開山 群馬・上野村 | 群馬テレビ