日本茶販売の堤園、喫茶店運営の茶香坊(群馬・前橋市)が事業停止 負債計4億9000万円
2024/12/6
日本茶販売の堤園(群馬県前橋市)と関係会社の茶香坊(同市)が5日までに事業を停止したことが6日、分かった。帝国データバンク群馬支店によると、負債額は堤園が2024年8月期時点で約3億7000万円、茶香坊が24年1月期時点で約1億2000万円。
堤園は1931年に創業、52年に法人化した。日本茶やのり製品を返礼用ギフトとして冠婚葬祭業者を中心に卸売りしたほか、食品スーパーやホテルも販路とした。老舗業者として一定の知名度があり、独自ブレンドの「堤園茶」、「尾瀬の雪緑茶」などを展開。2000年8月期に売上高約6億円を計上した。
しかし、贈答品需要の低迷などに伴い売り上げが減少。24年8月期の売上高は約2億5000万円にとどまっていた。設備投資などのために導入した借入金の返済負担も重く、先行きの見通しが立たなくなった。
茶香坊は05年に設立。堤園の喫茶店運営や茶類小売部門を分離する形で始まり、11年1月期の売上高は約1億4000万円だったが、その後低迷した。
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