新米シーズン到来も店頭でのコメ不足続く 品薄解消の見通しは 群馬・前橋市の米穀店を取材
2024/09/06
「令和の米騒動」などと呼ばれるようにスーパーなどの店頭ではコメの品薄や欠品が続いています。新米の流通が始まる中、本格的なコメ不足の解消が進むのか、群馬県前橋市の米穀店を取材しました。
前橋市千代田町で明治時代から店舗を構える「平野屋米穀店」です。例年であれば、新米の流通が本格化する時期で店には全国から多くの銘柄が並ぶといいますが、今年は供給の不安定な状態が続いているということです。
今回のコメ不足ですが、去年の猛暑で割れやすいなど基準を満たさないコメが増えた一方、日本を訪れる外国人により需要が拡大しました。
そして、もともと新米への切り替わりで在庫が少ない8月の時期に南海トラフ臨時情報や台風10号の接近に備えようと買い求める人が増え品薄や欠品につながったと農林水産省ではみています。
では、新米の流通により今後の品薄は解消するのでしょうか。
農水省が先週発表した全国の作柄概況は、天候に恵まれたことから31の都府県が「平年並み」で、国は今後、東北や北海道などの主要産地で収穫が本格化すれば品薄感の解消に繋がるとみていてます。
一方、新米価格ですが、5キロで3000円前後と、平年の約1.5倍になっています。肥料などの資材価格の上昇分なども反映していて品薄感の解消後もしばらくは高値が続く可能性があると話しています。
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