弁当製造販売のかつみ工房(群馬・高崎市)など2社が破産 負債計2億200万円

弁当製造販売のかつみ工房(群馬・高崎市)など2社が破産 負債計2億200万円
2024/10/31

 弁当製造販売のかつみ工房(群馬県高崎市緑町)と関連会社の大洋(高崎市八幡町)が、前橋地裁高崎支部から破産開始決定を受けたことが31日、分かった。23日付。帝国データバンク群馬支店によると、負債額はかつみ工房が約1億3800万円、大洋が約6400万円で2社合わせて約2億200万円。

 かつみ工房は2009年、高崎市内にあったイタリアンレストラン「シャクナゲ」のデリバリー部門を分離して設立。群馬県内の事業所やスポーツ団体に弁当を製造販売していた。ケータリングや高級和食弁当の仕出し、高齢者向け配食に進出し、19年7月期の売上高は約1億5900万円を計上した。

 コロナ禍に加え、原材料やエネルギー価格の高騰で採算が悪化した中、23年6月に大洋で食中毒が発生。両社が営業停止処分を受けたことでイベント関連の受注に影響し、23年7月期の売上高は約1億2900万円にとどまった。4期連続の赤字決算で資金繰りは限界に達し、4月30日に事業を停止していた。

 大洋は1966年創業、2007年1月に法人化。弁当配達・製造販売、社員食堂や学食の受託運営を行っていたが、かつみ工房に連鎖した。

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