家族3人死亡事故 男を送検 過去に2回アルコールを検出
2024/08/23
ことし5月、伊勢崎市の国道17号でトラックが乗用車2台に衝突して家族3人が死亡した事故で、酒を飲みトラックを運転したとして逮捕された男が22日に送検されました。男は乗務前のチェックで過去に2回、アルコールが検出されていたことが分かりました。
送検危険運転致死傷の疑いで送検されたのは、吉岡町下野田の会社員鈴木吾郎容疑者(69)です。
警察によりますと、鈴木容疑者は、ことし5月6日伊勢崎市境上矢島の国道17号・上武道路で酒を飲んでトラックを運転し中央分離帯を乗り越え対向車線の乗用車2台と衝突し、家族3人を死亡させるなどした疑いが持たれています。
鈴木容疑者は、出勤時のアルコール検査では、問題なかったということですが、鈴木容疑者の勤務先、両毛運輸の上田浩之社長によりますと事故のあと、トラックの車内から焼酎の空きボトルが複数本見つかったということです。
また、ドライブレコーダーにはエンジンをかけてから車内で飲酒したり、店舗に立ち寄った様子が写ってなかったことから、上田社長は、「検査後から出発までのおよそ40分間に飲酒した可能性がある」と話しました。
2年ほど前のアルコール検査では2回アルコールが検出され業務ができなかったということです。警察によりますと、前の車を急加速で追い上げ、時速60キロ制限の道路を時速90キロで右に急ハンドルを切り、すぐ左に戻すという通常ではありえない「異常な運転行為」が確認されたということで、警察は事故当時の状況など引き続き詳しく調べを進めています。
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