嬬恋村 営業休止中のスキー場でも銅線ケーブル盗まれる
2024/11/29
嬬恋村にある営業休止中のスキー場で、ことし5月から7月にかけてリフトなどの銅線ケーブルが大量に盗まれていたことがスキー場の管理会社への取材でわかりました。
村では、別のスキー場でもことし9月に同じような手口で銅線ケーブルが盗まれていて、警察は、いずれも銅の価格高騰を背景にした転売目的の犯行とみて、関連を捜査しています。
嬬恋村では、ことし9月に万座温泉スキー場で、リフトの制御装置に使われていた送電用の銅線ケーブルが盗まれ、今シーズンの営業規模を縮小するなどの影響が出ています。
さらに、近くにある営業休止中のスキー場でも、ことし5月から7月にかけてリフトなどの銅線ケーブルが大量に盗まれていたことがスキー場の管理会社への取材でわかりました。
このスキー場は、12年前から営業を休止していますが、管理会社が毎年、施設の点検を行っていて、ことし5月にチェックした際に被害を発見し、警察に届け出たということです。
その後、7月にも、リフトの下に埋設されていたケーブルが重機で掘り返されるなどして盗まれているのが新たに見つかったということです。
警察は、2つのスキー場での事件のいずれも、銅の価格高騰を背景にした転売目的の犯行とみて、関連を捜査しています。
被害にあったスキー場の管理会社の市村好次さんは「犯人は、このスキー場には人がいないことがわかったから、その後に重機を持ち込んでさらに銅線ケーブルを盗んだのではないか。今回は営業休止中の施設だったが、現在運営しているほかのスキー場で同じような被害を受けたら営業ができなくなってしまうだろう」と話していました。
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[cite] : 嬬恋村 営業休止中のスキー場でも銅線ケーブル盗まれる|NHK 群馬県のニュース