太陽光発電所 銅線盗被害増加 前年8倍超 北関東 複数グループ : 群馬県

太陽光発電所 銅線盗被害増加 前年8倍超 北関東 複数グループ : 群馬県
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太陽光発電所の銅線盗被害が前年の8倍超の1102件、23年の群馬県内 北関東で複数グループが活動か
(2024/1/31)
 2023年に群馬県内の太陽光発電所で銅線などが盗まれた窃盗被害が、前年比8.3倍増の1102件に上ったことが、県警のまとめで分かった。急増する被害を受けて県警は摘発を進めるが、北関東を中心に複数の犯行グループが活動しているとみられ、被害は収まっていない。茨城県では盗んだ銅を買い取る業者に対し、規制を強化する条例改正を準備しており、同様の動きが本県などへも広がるか注目される。

 前橋地裁で昨年10月、県警が8月に摘発したカンボジア人グループの公判が始まった。「金が欲しくて盗み続けた」「現場に行ったら他のグループが盗んでいたこともあった」。被告人質問などからは、罪の意識が薄いまま誘い合って犯行を繰り返した実態が明らかになった。グループが関わった犯行は76件に上り、被害額は計2億5400万円となった。同地裁はこれまでに2人に懲役4年と3年の実刑判決を言い渡し、仲間の公判は現在も続いている。

 メンバーは県警の調べに、盗んだ銅線を「身分を確認しない業者に売った」と供述した。公判でも「何度も売りに行った」などと述べ、伊勢崎市の業者に売ったことが明らかにされた。

 盗品の売買防止を目的とする古物営業法は、古物商が取引相手の身分を確認し、名前や住所の記録を保存することを義務付けている。
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