太田ラーメン店主刺殺 元従業員の男に懲役15年求刑 群馬・太田市
2024/06/17
おととし、群馬県太田市のラーメン店で店長の男性を包丁で刺し殺害したとして殺人の罪に問われている元従業員の男の論告求刑公判が17日前橋地裁で開かれ、検察側は懲役15年を求刑しました。
太田市吉沢町の無職・藤井翔平被告は、おととし10月、太田市飯田町のラーメン店「ばりきや太田店」で、店長の真下陽介さんの首や胸などを包丁で刺し殺害したとして、殺人の罪に問われています。
17日の論告求刑公判で検察側は、「藤井被告が交際している女性に、真下さんが性的暴行を加えたとする事実無根の妄想が犯行動機に大きな影響を与えたと言わざるを得ない」と述べました。そして「犯行前にインターネットで殺人罪の刑罰や賠償責任について徹底的に調べるなど判断能力があり、心神喪失状態ではなく心神耗弱状態だった」としました。
その上で「強固な殺意があり残虐で冷酷な犯行」として懲役15年を求刑しました。一方弁護側は、「藤井被告は犯行現場で行動制御ができない心神喪失状態だった」などとして無罪を主張しました。判決は今月27日に言い渡されます。
[link] : 太田ラーメン店主刺殺 元従業員の男に懲役15年求刑 群馬・太田市 | 群馬テレビ