地方移住の希望地 群馬県が初の全国1位 NPOアンケート
2025/2/25
地方への移住を支援するNPO法人が、窓口相談に訪れた人に行った「移住希望地」のアンケートで、群馬県が初めて全国で1位になりました。
東京のNPO法人「ふるさと回帰支援センター」は、移住の窓口相談やセミナーなどに初めて参加した人に「移住希望地」のアンケートを行っていて、去年は1万9000件余りの回答がありました。
それによりますと、窓口で相談した人の移住希望地で、群馬県は前の年の全国2位から去年は初めて1位になり、2位は前年に1位だった静岡県、3位が栃木県でした。
また、年代別でも、群馬県は20代以下から50代までの各年代で1位となっています。
NPO法人は、首都圏へのアクセスの良さや自然環境に加えて、前の年に2位となって注目され、20代や30代の移住相談が増えたことなどが背景にあると分析しています。
県によりますと、昨年度、県内に移住した人は1479人で、前の年度から150人余り増えて過去最多となっています。
人口減少が進むなか、県は、移住の促進に力を入れていて、新年度では、子育て支援を強化するなど若い世代の呼び込みをさらに進めていくことにしています。
今回の結果を受けて、山本知事は「県への関心の高まりを実際の移住につなげていけるように取り組んでいきたい」と話していました。