国内最古級の「デハ101」屋根燃える 上毛電鉄大胡駅の電車倉庫 群馬・前橋市

国内最古級の「デハ101」屋根燃える 上毛電鉄大胡駅の電車倉庫 群馬・前橋市
2025/1/22

上毛電気鉄道の施設で火災 群馬・前橋市

 20日午後11時35分ごろ、群馬県前橋市茂木町の上毛電鉄大胡駅に隣接する大胡電車庫で、留置車両「デハ101」の屋根が燃えているのを社員が見つけた。消火活動の結果、けが人はおらず、21日の普通列車の運行にも支障はなかった。国内最古級のデハ101は車体の一部を損傷したが、同社は「修理が可能な程度」としている。

 同社によると、国登録有形文化財の電車庫自体も煙に包まれたが、影響はないとしている。

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 デハ101は同社の営業開始日である1928年11月10日から1世紀近く活躍しており、97年の定期運行終了後は貸し切り列車専用車両となっている。

 同社は「ぼやとはいえ多くの消防車両が出動する事態となり、近隣に心配と迷惑を掛けた」と陳謝し、原因を調査している。デハ101は4月のイベントまでの修理を目指すという。

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