前藤岡副市長の死亡事故で有罪判決 群馬・地裁高崎支部

前藤岡副市長の死亡事故で有罪判決 群馬・地裁高崎支部
2024/5/30
 群馬県藤岡市の前副市長、高橋厚さん=当時(67)=を車ではねて死亡させたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死)の罪に問われた同市、会社員の男(23)の判決公判が29日、前橋地裁高崎支部であった。井筒径子裁判官は「被害者の無念は計り知れず結果は重大」として、禁錮1年2月、執行猶予3年(求刑・禁錮1年2月)を言い渡した。

 判決理由で、井筒裁判官は男は運転席が左側にあって、車体の大きい車に乗っており、運転する際はより一層の注意が必要だったと指摘した。

 判決によると、男は昨年7月19日夜に乗用車を運転中、同市内の市道丁字路を安全確認が不十分のまま時速約10~15キロで漫然と右折。路上の落下物を拾おうとしていた高橋さんをはねて転倒させ、車底部に巻き込んで肺挫傷の傷害を負わせ、搬送先の病院で死亡させた。

[link] : 前藤岡副市長の死亡事故で有罪判決 群馬・地裁高崎支部 | 上毛新聞社のニュースサイト