前橋空襲から79年 535人の犠牲者悼み追悼式 群馬・前橋市
2024/08/05
535人が犠牲となった1945年の前橋空襲から5日で79年です。群馬県前橋市内では、犠牲者を悼む追悼式が開かれました。
終戦10日前の1945年、8月5日の深夜から6日未明にかけての前橋空襲では535人の尊い命が犠牲となり、市内の住吉町二丁目には追悼碑が建てられています。
地元の自治会では、この追悼碑の前で犠牲者を悼み、戦争の惨禍を後世に伝えようと追悼式を毎年開いています。
小川市長は、「一人ひとりが平和のために、子どもたちに語り継ぐために何ができるか真剣に考えていかなければいけません」と挨拶しました。
また、当時防空壕で一命を取り留め、現在は語り部として前橋空襲の記憶を伝えている原田恒弘さんは、自身の体験談を基にした紙芝居で戦争の悲惨さを出席者に伝えました。
「二度とこういった惨禍を繰り返さないよう市民一人一人が語り部となって伝えていきたい」(原田さん)
このあと子どもたちが「みんなで助け合い、平和と命の尊さを語り継いでいきます」と平和の誓いを立てました。
最後に出席者全員が平和への想いを込めて献花台に花を手向けました。
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