全国高校サッカー選手権 前橋育英がPK戦制し7大会ぶり2回目の優勝 流通経済大柏に勝利

全国高校サッカー選手権 前橋育英がPK戦制し7大会ぶり2回目の優勝 流通経済大柏に勝利
2025/1/13

全国高校サッカー選手権 前橋育英がPK戦制し7大会ぶり2回目の優勝 流通経済大柏に勝利

全国高校サッカー選手権は13日に東京・国立競技場で決勝が行われ、群馬の前橋育英は千葉の流通経済大柏高校相手にPK戦を制し、96回大会以来7大会ぶり2回目の優勝を飾りました。

準決勝では強固な守備を誇る東福岡を相手に逆転勝ちをおさめ国立で初勝利をあげた育英イレブン。決勝戦も伝統のパスサッカーで7大会ぶりの頂点を狙います。決勝の相手は、千葉の流通経済大柏。育英が初優勝を成し遂げた2017年度の96回大会と同じカード。高校生年代最高峰のプレミアリーグでしのぎを削る両チームがともに2回目の日本一をかけ激突しました。

育英は、前半立ちあがりから、流経大柏にペースを握られます。迎えた12分、激しいプレッシャーでボールを奪われるとゴール前まで侵入を許し先制されます。しかし、31分でした。8番オノノジュが逆サイドへ展開すると、11番黒沢の個人技。そしてクロスボールに飛び込んだのは、初戦以来のスタメンとなった13番の柴野でした。柴野の今大会初ゴールで1対1、試合を振り出しに戻し前半を折り返します。

育英は、後半に入っても苦しいゲーム展開。細かいパスで中央を崩されます。しかし、GK藤原がファインセーブ、ピンチを凌ぎます。7大会ぶりの頂点へ、育英は12分、7番・ドリブラー白井を投入し流れを変えます。すると後半16分、右サイドに流れたオノノジュからのクロス。黒沢が合わせますがゴールネットは揺れません。90分を戦い終えた両チーム。ゲームは20分間の延長戦でも決着がつかず勝負はPK戦に委ねられます。

ともに1回ずつ失敗し、迎えた10人目、育英は、GK藤原がコースを読み切ります。そして、育英10人目のキッカーは、この試合同点ゴールの柴野。優勝を決める柔らかいボールが吸い込まれます。

前橋育英がPK戦の末、流通経済大柏との死闘を制し、7大会ぶり2回目の全国制覇を成し遂げました。

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