住宅で親子2人死亡 子の病気苦に無理心中か 群馬・太田市

住宅で親子2人死亡 子の病気苦に無理心中か 群馬・太田市
2024/9/5

 4日午前、群馬県太田市鳥山上町の住宅で、住人の男性(84)と息子(57)が意識を失っているのを、男性の妻(82)が相次いで発見し119番通報した。2人は市内の病院に救急搬送されたが、死亡が確認された。息子には持病があり、県警は息子の病気を苦に男性が無理心中を図った可能性があるとみて、死因などを調べている。

 県警などによると、男性一家は男性と息子、妻の3人暮らし。同日午前10時35分ごろ、買い物から帰宅した妻が階段でコードのような物で首をつっている男性を発見し、119番通報した。搬送後、1階の寝室で息子が倒れているのを見つけ、同11時55分ごろに再び通報。息子の首にはロープで絞められたような痕があった。

 近所の50代男性は「住人の男性は家庭菜園をやっているまめな人で、よく回覧板を届けてくれた。最近も会ったが、普段と変わらない様子だった」と驚いていた。

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