伊勢崎の家族３人死亡事故でトラックの運送会社に行政処分
2025/1/23
去年、伊勢崎市でトラックが乗用車に突っ込んで家族３人が死亡した事故で、関東運輸局は、事故を起こした運転手が所属していた前橋市の運送会社に１０日間の事業停止などを命じる行政処分を行いました。
去年５月、伊勢崎市の国道でトラックが乗用車に突っ込んで、乗用車に乗っていた前橋市の塚越寛人さん（２６）と息子の湊斗くん（２）、それに湊斗くんの祖父の塚越正宏さん（５３）が死亡し、トラック運転手の鈴木吾郎被告（７０）が飲酒の影響によって正常な運転ができない状態で事故を起こしたとして、危険運転致死傷の罪で起訴されています。
関東運輸局は事故後、運転手が所属していた前橋市の運送会社「両毛運輸」に立ち入り検査を行い、業務の管理体制などを調べていました。
その結果、事故当日に運転手が酒気帯びの状態で業務をしていたことや、事故とは別の日に会社が運転前後の点呼を行っていなかったことなど、１５件の違反が確認されたということです。
このため、運輸局は２１日付けで、両毛運輸に１０日間の事業停止などを命じる行政処分を行いました。
両毛運輸の上田浩之社長はＮＨＫの取材に対して「大きな事故を起こしてしまったことと行政処分を重く受け止めている。運輸局の指摘事項を守り、再発防止や安全な輸送を徹底していきたい」と話していました。
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[cite] : 伊勢崎の家族３人死亡事故でトラックの運送会社に行政処分｜NHK 群馬県のニュース