他人のカードで現金詐取した疑い 稲川会系幹部を再逮捕 合同捜査本部、群馬・太田市で捜索
2025/3/6
他人のキャッシュカードを使い不正に現金を引き出したなどとして、警視庁と群馬、島根両県警の合同捜査本部は5日までに、窃盗と電子計算機使用詐欺の疑いで、前橋市の指定暴力団稲川会系組幹部の男(49)を再逮捕した。捜査本部は還付金詐欺で振り込ませた現金を引き出す「出し子」への指示役とみている。
再逮捕容疑は仲間と共謀し、2023年10月中旬ごろ、埼玉県内のコンビニと銀行のATMで複数回、他人名義のキャッシュカード2枚を使い、現金約90万円を引き出した。同じ頃、同県内のコンビニのATMで他人名義のカードを使い、自分たちが管理する預金口座から別の口座に約50万円を振り込んだ上、約100万円を引き出した疑い。
捜査本部によると、「知りません」と容疑を否認している。捜査本部は4日午前、太田市内の稲川会系組事務所を家宅捜索した。他にも組員の男2人=公判中=を逮捕しており、組の資金源となった可能性があるとみて調べる。
男は昨年10月下旬~11月上旬、出し子を群馬県内のマンションにかくまっていたとして、今年2月に犯人蔵匿容疑で捜査本部に逮捕されていた。
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