上武道路玉突き事故 43歳の男に有罪判決 前橋地裁
2025/3/11
去年11月、群馬県前橋市の国道17号・上武道路でトラックなど4台が絡む玉突き事故を起こし3人を死傷させたなどとして過失運転致死傷などの罪に問われた埼玉県の男(43)に対し前橋地裁は11日、禁錮3年・保護観察の付いた執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
埼玉県三芳町の派遣社員小野寺新一被告(43)は去年11月、前橋市上泉町の国道17号・上武道路でトラックを運転中に赤信号で停止していた乗用車に追突。トラックなど4台が絡む玉突き事故を起こし前橋市の当時女性(41)を死亡させ男性2人にけがを負わせたなどとし過失運転致死傷の罪に問われました。
また、小野寺被告はこの事故の前にも2件の人身事故を起こしたとして過失運転致傷の罪にも問われました。11日の公判で柴田裕美裁判官は小野寺被告がいずれの事故も前方を注視するなど基本的な注意義務を怠っていたと指摘しました。
特に、女性を死亡させた事故では走行中、足元に落ちた通信機器を拾うために一定の時間視点を下にそらしていて「非常に危険で過失の程度は相当に重大だ」と説明しました。
そのうえで小野寺被告が反省し自動車の運転を今後しないと誓約していることなどを踏まえ禁錮3年・保護観察の付いた執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。
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[cite] : 上武道路玉突き事故 43歳の男に有罪判決 前橋地裁 | 群馬テレビ