オゾン発生装置開発製造のインパル(群馬・みどり市)が破産 負債2億2600万円
2025/5/8
オゾン発生装置などの開発製造を手がけるインパル(群馬県みどり市)が前橋地裁桐生支部から破産開始決定を受けたことが8日、分かった。4月25日付。帝国データバンク太田支店によると、負債額は約2億2600万円。
同社は1986年設立。自社開発によるオゾンの発生を利用した脱臭、殺菌、水処理などを行う装置や、水素発生装置、電解式次亜塩素酸水発生機などを製造していた。病院や介護施設、食品工場、汚水処理施設などに納品し、2004年3月期の売上高は約1億4800万円を計上していた。
得意先だった企業から開発資金援助として受けていた債務が年商規模を上回る2億円強となった上、売り上げが減少基調で推移。20年3月期の売上高は7600万円にとどまった。21年12月に創業した社長が亡くなったため親族が引き継いだが、高齢で後継者不在のため事業譲渡先を模索。4月25日に営業権を別会社に譲渡し、同社としては事業を停止していた。
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