「3人を返して」「運転手に怒りと悔しさ」群馬・3人死亡事故の遺族が写真提供
2024/8/24
群馬県伊勢崎市の国道17号上武道路で5月、トラックが対向車線に突っ込みワゴン車の3世代の親子3人が死亡した事故で、遺族は23日、生前の3人の映像や写真を弁護士を通じて上毛新聞などに提供し、命の尊さを訴えた。
映像には、亡くなった前橋市の男性会社員=当時(26)=と妻、息子=当時(2)が仲むつまじく過ごした家族の日常が記録されていた。男性の父親=渋川市、当時(53)=が孫の成長に目を細める様子や、事故前日に積み木で遊ぶ男児のあどけない姿も収められていた。
遺族は、飲酒して事故を起こしたとして自動車運転処罰法違反(危険運転致死傷)容疑でトラック運転手の男(69)=吉岡町=が逮捕されたことについて、「アルコール検知後に飲酒したと聞き、怒りと悔しさがこみ上げる」とするコメントも寄せた。
男性会社員の妻は「検査をすり抜けてまで飲みたいなら、欲求を我慢できないなら、トラック運転手などしないでほしかった。3人の命を返して」、男性会社員の母親は「そんなばかげた話があっていいのか、亡くなった3人にどう報告すればいいのか。もっと生きたかっただろうと、やるせない気持ちでいっぱい」とした。
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