「訓令式」から「ヘボン式」へ改定 「Gunma」から「Gumma」へ : 群馬県
以下出典
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ローマ字表記のルール70年ぶり改定へ 「グンマ」の表記は「Gumma?」それとも「Gunma」?
(2024/3/5)
ローマ字表記に関してこれまで原則として「訓令式」を使うよう定めた国のルールが70年ぶりに改定される見通しとなりました。社会に広く浸透する「ヘボン式」にあわせようというものですが、「グンマ」の表記にも影響はあるのでしょうか。
前橋市にある上越線・群馬総社駅。
駅の看板には「ヘボン式」のローマ字が使われ真ん中の文字は「M」で表されていますが、駅を案内する道路標識は「訓令式」でこちらは「N」で表記されています。このように県内でも「グンマ」の表記が混在しています。
訓令式は、母音と子音を規則的に組み合わせる方式で、1954年の内閣告示で定められています。
現在でも小学校で習うローマ字はこのルールを踏まえて訓令式を採用していて、たとえば「マエバシ」を表記する場合、「シ」は「S」と「I」です。しかし、より英語の発音に近い「ヘボン式」では、「S」「H」「I」と表記されます。
現在、全国的には地名や駅名、パスポートなどの表記はヘボン式が広く浸透しています。
国の文化審議会では、教育現場での混乱などを踏まえヘボン式が広く浸透する実態に合わせる形でおよそ70年ぶりにルールを見直す方針です。しかし、県内では「グンマ」の表記は県発行の公的文書をはじめ企業名など、訓令式が多く使われています。
このため県庁には留学を予定する学生や海外進出を目指す企業から「県発行の公的文書とパスポートの表記が異なる」といった問い合わせが多く寄せられています。
今回のルール見直し方針に関し県の地域外交課では、「真ん中がNの訓令式が県内でも定着している事実がある。国の指針が示されれば対応を検討したい」とコメントしています。
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