「日本版ライドシェア」導入の桐生市と 国交省が意見交換
2025/5/19
一般のドライバーが自分の車などを使って客を運ぶ「日本版ライドシェア」について、県内で唯一導入している桐生市を国土交通省の政務官らが訪れ、利用状況などについて市やタクシー業者などと意見を交わしました。
「日本版ライドシェア」は、タクシー会社の運行管理のもと、一般のドライバーが自家用車などを使って有料で客を運ぶサービスで、県内では唯一、桐生市で去年11月から導入されています。
この取り組みの拡大を目指す、国土交通省の高見康裕政務官や担当者などおよそ10人が19日、桐生市を訪れ、荒木恵司市長やライドシェアの運行を管理する地元のタクシー会社の社長らと意見交換を行いました。
このなかで、荒木市長は「ライドシェアの開始以降、これまで市に寄せられていたタクシー不足に関する苦情がなくなったほか、夜間の歓楽街での利用も増え、地域が活性化している」などと、現状を説明しました。
また、ライドシェアの先月の利用回数が運用を始めてから最も多かったことも示し、開始から半年ほどが経過して、徐々に制度が浸透してきているなどと報告していました。
その後は非公開で行われ、高見政務官は報道陣に対し「先進的に積極的に取り組む桐生市の実情を現地で聞くことで、運用の改善方法や他地域での展開などに役立てていきたい」と話していました。
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[cite] : 「日本版ライドシェア」導入の桐生市と 国交省が意見交換|NHK 群馬県のニュース