「サル以下だ」 上司からパワハラ 群馬・館林市職員が市を提訴

「サル以下だ」 上司からパワハラ 群馬・館林市職員が市を提訴
2025/3/8

 上司からのパワーハラスメントを受け休職を余儀なくされたとして、群馬県館林市の職員が市に対して慰謝料など計約710万円の支払いを求める国家賠償請求訴訟を同県の前橋地裁太田支部に起こしていたことが7日、分かった。

 訴状などによると、職員は市長部局に在籍していた2021年5月ごろから、当時40代の女性の上司から「サル以下」「救急車だ。迎えが来たよ」などと人格を否定するような発言を受けたとされる。不当に残業を指示された上、「サルでも分かるように」などのあいまいな資料作成の指示を受け、質問に即答できなければ長時間の叱責(しっせき)を受けたなどとしている。

 部署内の他の職員がかばう場合もあったが、夜間に通信アプリのメッセージや電話で長時間にわたる指導を受けて、うつ病や適応障害を発症。21年10月から約2年半の間、休職などをしていたという。

 市は上毛新聞の取材に「確認中でコメントできない」とした。

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[cite] : 「サル以下だ」 上司からパワハラ 群馬・館林市職員が市を提訴 | 上毛新聞社のニュースサイト